建道の「すまい」への考え方

建道の「すまい」への考え方Concept

どんなに遅くなっても帰りたい「唯一無二の場所」

住まいってなんだろう?
仕事がらそんなことを時折考えたりします。

私は妻と3人の子供、そして良心の7人家族です。
普段家に帰ると、両親と下の子供2人はだいたい寝ていて、妻と長男が「おかえり」って迎えてくれます。
たまに妻はぐっすり寝てますけど(笑)
そう思うと私にとって住まいとはゆっくり休む場所かなと思ったりもします。

独身の時は都内で会社勤めをしていたので、1Kのアパートに一人暮らしをしていました。
そのころは、部屋にも帰らず友達のアパートに泊まったり、実家に帰ってきてもほとんど出歩いてあまり家に居た記憶はありません(笑)
でも、結婚して子育て時期を迎えた今は、どんなに遅くなっても帰りたいと思う場所なんです。
年をとったというのもあるでしょうが、きっとそこには家族が居るからだと思います。
ですから私にとって”すまい”とは『家族が居る場所』なんだと思うのです。

しかし私たち建築屋は、建物の形状を気にしすぎたり素材にこだわりすぎたり、いざ設計となるとついつい当たり前すぎる本質を忘れがちです。
私たち夫婦も、長男が生まれた当初は2DKのアパートに3人暮らし。
庭は無くても、多少古くて狭い部屋であっても、そこが一番の住まいでした。
家族が安心して暮らせる箱はもちろん必要ですが、その箱に気を取られすぎると建築屋の単なるエゴになりかねません。

私たち建道は、施主さまの「家族が居る場所」を安心してお任せいただけるよう、たくさんお話しをさせていただきます。
そしてその住まいがご家族皆さんで満足していただけるよう、しっかりと設計させていただきます。

建道の「すまい」への考え方

「建道」の由来

なぜ社名が「建道」なのか?皆様からよくご質問をいただきます。
その理由は、私がこよなく愛するスポーツ「剣道」に由来します。私の人生は、剣道そのものでした。忘れられない思い出ばかりです。
剣道を始めた5歳から、大学を卒業するまで稽古漬の毎日でした。冬、素足で稽古する板の間は冷たく、突き刺さるような痛さに、泣きながら取り組んだものです。また夏は、面をかぶるだけで汗が噴き出し、もうろうとするほどの熱気に耐えながら、必死に稽古を重ねました。

一番厳しく、そして思い出深い学生時代。当時は九州地方が剣道が盛んで、大学内も剣道部員の半数ほどは、九州出身者でした。当時の友人達の地元に遊びに行くと、彼らは「懐かしい、落ち着く、うまい」とかではなく「やっぱり地元が一番」と口にします。地元への誇りや、生まれ育ってきた環境に触れることで、そういう言葉が出てくるのだと思います。
住まいの空間に、私たち「建道」が栃木県の伝統工芸を取り入れたいと思うようになったのも、そんな友人らとの出会いが影響しているかもしれません。私は、生まれ育った栃木県の伝統工芸や、地場ならではの物、その素晴らしい魅力を多くの方々と共有したいと思っています。

私の人生そのものである剣道のように、これから始まるお客様との出会い、社員や協力会社との出会いなど、計り知れない貴重な体験が出来るようにと願い、一方で、悩んだときは原点に自らを奮い立たせる戒めとして「建道」を命名、誕生いたしました。
建道は、和の住まいづくり、リフォーム専門店として、お客様の心に響く仕事を目指し邁進いたします。

住まいづくりへの思い

私は大学卒業後にOA機器を扱う会社へ就職しました。それまでの剣道漬けの生活もそうですが、建築とは全く無縁の人生だったのです。初めて建築という職業に触れ合うことになるのは、”独立”を夢にOA機器の会社を3年で退社した後のことです。
退職後に当時の上司から心配の電話が入り、そこで紹介されたのが、その後就職することになる建設会社の社長でした。そのころの私は、正直、建設業にあまり良いイメージはなかったのですが、上司の勧めもあり、半信半疑で就職。その後それまでのイメージは一変しました。
その会社では、分譲マンション・賃貸アパート・注文住宅と住まいに関して全ての設計・施工を行なっておりました。その為、社内環境や協力会社のデザイナーまたは設計事務所など、関連企業とのネットワークが広く、やりたいことをすぐに検討・実施できる、恵まれた環境だったのです。
“どう売るか”ではなく“どう造るか”からの検討からはじまるその会社では、全てがお客様との会話や取り巻く環境から生まれてくる。職業の良し悪しではなく、無の状態からはじまり、“どう造るか”に真剣に向き合っている。そういった仕事をしている周りの人間はものすごくカッコ良く見えました。
すぐに「俺も絶対あの円の一人になる」と決意し入社。その甲斐あってか、気がつくとリフォーム部門を任されるまでになりました。そのころになると「この仕事を一生続けていきたい!」という決意へ変化し、その仕事に、一生の時間を費やすのであれば、やはり「起業するしかない」と、一念発起しました。

当時も今も、私の建築へかける情熱は、全て「お客様のおかげ」です。必要としてくれるお客さまがいるから、建道は存続できる。今後もたくさんの方に建道を必要として頂けるよう、尽力して参ります。 建道をどうぞよろしくお願いいたします。

  • 平成24年11月吉日 建道 鈴木 充
工法
工法
弊社が得意としているのは「木造軸組工法」という、在来工法とも呼ばれ伝統工法を簡略・発展させた工法です。
日本で最も親しまれ、日本人の生活スタイルに一番適した工法だと私は考えております。
イメージとしては「点」で支える建物で、最もリフォームしやすい工法と言えます。
開口部を広くとったり、間取りを変更したりすることが比較的自由な工法で、リフォームの自由度や狭い敷地、変則的な敷地にも比較的対応しやすくなっています。
耐震
耐震
地震対策には、免震・制震・耐震という3つの考え方があり、弊社が主に実施しているのは「耐震」です。
(財)日本建築防災協会の一般診断法を活用し、現状の把握と対策をご提案しております。
具体的には、筋交い・構造用合板・金物補強などを用い、屋根や床の剛性を高め、地震に耐えられる建物にする対策の事です。耐震という考えは、最もポピュラーで、他の対策と比べても比較的安価でできる方法になりますが、弊社の施工経験から、1階部分のほとんど、または建物全体という規模のリフォームと合わせて行うことをおすすめします。
*耐震性に不安があり、どこに依頼したら良いのか分からない方は、先ずはお住まいの町や市にご相談ください。
数万円の自己負担で、建築士事務所協会から派遣された建築士による耐震診断を受けられます。
断熱
断熱
断熱は、大きく内断熱・外断熱の2つの工法に分類されます。 弊社が実施しているのは内断熱(充填)です。 外断熱は外部をぐるりと覆うイメージになり、施工性が安定しており性能のブレが少ないが、コスト高になる。
内断熱はコストは抑えられるが、施工上の注意点が多く施工の良し悪しで性能に大きな差が付き、場合によっては内部結露が発生する恐れがある。
どちらも一長一短、それよりもお客様の考え方であったり、予算であったり、地域性であったり、その場に合わせた対応を重視するべきと私は考えております。
弊社が内断熱を実施しているのはリフォームの専門店だからです。
リフォームする建物が外断熱である可能性は低く、既存建物が内断熱にも関わらず部分的なリフォームでそこだけ外断熱にするのは、性能はもちろん納まりを考えてもおすすめできません。
内装仕上げ
内装仕上げ
「壁は塗り壁で床は無垢材、そして、仕上げの塗装は自然塗料」など、自分好みの自然素材を、おすすめしたい所なのですが、この辺は柔軟に対応しております。
各メーカーの建材も進化しておりますし、使用する面積も大きくなりますから、あまり固執すると全体の予算に大きな負担を与えます。
ただ、メーカーの建材を使用すると、良し悪しではなく
「取引上、○○メーカーのものは安く手に入るから・・・」などコストが先走りする傾向になりかねません。

ですから、私達は、お客様のご要望を伺い、「適材適所」を念頭に素材選びを心がけております。
建具
建具
ご指定がない限り、建具は造作(オーダー)をご提案しております。
ここ数年、建具は床から天井までといった背が高く、大断面のものも多くなってきました。

そこで、あえて存在感をなくし、壁と同化させたい、との思いから「白」の建具をご提案することも増えています。 同一の空間で存在感を出す建具、出さない建具を使い分け、かつ空間内に違和感なく納められるのは造作建具の魅力です。

また、建具や家具(キッチンも)、これらは空間に納まるものでありながら、それ単品で完成されているもの。
コーディネイトする際に、私はこのように単品で完成されたものから、素材や色などの打ち合わせをします。
そうすることで、特に女性はアクセサリーを選ぶように、好みを表現できるようになるからです。
その為には、好みを聞き取り豊富なバリエーションをご提案できる造作の必要があるのです。
その他、修理が発生した場合、自分達だけで判断と対応ができることも造作建具ならではかと思います。
オーダー家具
オーダー家具
家具は大きく2種類に分類されます。
一つは椅子やテーブルなどの「脚もの家具」、もう一つは本棚やリビングボードなどの「箱もの家具」。
弊社が得意としているのは、「箱もの家具」です。
箱もの家具は本や生活用品などを収納する家具ですが、これらは、“家具をつくる”というより“空間に収納スペースを設けること”、と私達は定義付けております。
このような視点でお客様と打ち合わせをすると、現状の収納スペースを工夫したり、精度の高い家具を造作せず現場の大工工事で完成させたり、といった簡易的な方法で解決できることも多々あります。

お客様の抱える問題点の本質を問う原動力とも言えるでしょう。

弊社の事例でご紹介しているオーダー家具は、このようなご提案をした上でご導入いただいたお客様です。

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