伝統工芸

大谷石

大谷石の商品

外壁や石畳などの外回りや、室内の一部に取り入れたり、穴を空けて照明にしたりと幅広くご使用いただけます。また、蔵のように全てに使用すると、湿気や臭いを吸収し、空間の空気を一定に保つなどの効果が実感できます。

大谷石のお手入れ

長い年月をかけて雨ざらしの状態にあれば、汚れなどの劣化はありますが、室内のものにおいてはそうそう劣化することはありません。ほこりを払う程度で問題ありません。外壁などのクリーニングをご希望の方はご相談下さい。

大谷石の特徴

栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される大谷石(おおやいし)は、軽石凝灰岩の一種で、柔らかく採掘や加工がしやすいのが特徴。古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきました。水分を吸収しやすく、凍結に弱いが、火熱に強く、1000℃以上でも崩れません。 近年では、防火性より大谷石独特の素材感・質感を建造物に取りいれるようにもなってきました。また、耐火性・蓄熱性の高さからパン釜やピザ釜等、石釜の構造材とも有効に活用されています。

大谷石資料館・大谷石地下採掘場跡

大谷は石の町と言われ、大谷石により発展しました。大谷石資料館では、手堀り時代と機械化になった現在の道具など、変わり行く大谷石採掘の姿を展示しています。また、地下30mの「大谷石地下採掘場跡」は、野球場が1つ入ってしまう程の巨大な地下空間で、壮観かつ、幻想的な区間となっています。ここでは、コンサートや美術展、結婚式まで行われるイベントスペースとして注目を集めています。              

大谷石の歴史

大谷石の歴史は古く、6〜7世紀に古墳に使われていたのが始まりです。また、810年大谷寺の本尊(大谷観音)は弘法大師自らが大谷石を彫り、完成させたと言われています。 奈良、平安時代と建造物に多く使用され、江戸時代にも宇都宮常城の修築や二荒山神社の石垣修理に使用されています。この頃は大谷石の切り出しに、つるはしを利用し、手作業で掘り出し作業に当たっていました。また、運び出す作業も外までは人が担ぎ出していました。

大正時代に入り、建築家の設計した有名な建造物に大谷石が使用されるようになり全国的に有名になっていきます。1922年、フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルにも使用されました。1932年建築の宇都宮カトリック教会は、現存する国内最大の大谷石建造物です。採掘の機械化は、昭和27年から始まり、普及したのは昭和35年頃です。

その後、大谷石地下採掘場の広大な空間は、陸軍などの地下秘密倉庫に利用される歴史を経て、年平均気温が8度前後であることから政府の持つ古々米の保管庫として利用されていました。1979年に大谷資料館がオープンし、地下採掘場が公開されます。1989年2月、昔の採掘場の跡地の地下空間が直径100m、深さ30mにわたり陥没し、住民が被害を受ける騒ぎになり、地震計の設置や埋め戻し作業の対策を取っています。現在でも、加工のしやすさと重厚感から建造物へ盛んに利用されています。

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