平屋住宅で損をしない!お金をかけるべきポイント12 | 栃木の新築平屋・注文住宅は建道
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平屋住宅で損をしない!お金をかけるべきポイント12

平屋住宅を建てる

一生に一度の大きな買い物。
家づくりは決めなければいけないことがたくさんあります。
一方で、せっかく家を建てるのであれば「いろいろな夢を詰め込みたい」と思うこともまた当然です。
家を建てる際は、希望と払える金額をすり合わせ、希望や夢の中で削るべきものを削っていく必要があります。

また、平屋住宅で快適に暮らすために“専門的な部分”でプラスすべきものが増えるケースもあります。
どんな平屋住宅を建てたいかを家族と決める前に
知っておきたい「削ってはいけないもの」「見直した方がお得になるもの」をご紹介します。

知っておきたい「削ってはいけないもの」

かっこいい平屋

特に平屋住宅を建てる場合、2階建ての家よりも気を付けておかなければならない点がいくつかあります。

平屋住宅を建てるときに削ってしまうと、生活の快適性はもちろん、安全な暮らしが守られなくなってしまう可能性があるものを、まずはご紹介します。

削ってはいけないもの

①安全性の高い土地
②地盤改良
③耐震性能
④外壁・屋根・床の断熱性能
⑤生活・家事動線
⑥風通しを考えた窓

 

①安全性の高い土地

まず妥協してはいけない点は、安全性の高い土地を探すことです。

どんなに安い土地でも、水害が起きやすい場所や地盤の弱い場所では意味がありません。

おしゃれに宅地開発された分譲地なら絶対に大丈夫、という訳ではありません。
ある程度の安全性は考えられていますが、それでも被害状況はどうなるか分からないというのが、昨今の台風やゲリラ豪雨です。

特に平屋住宅の場合、2階から屋根に出るという最後の手段が取れません。
そのため、市区町村の関係課へ出向いて最新のハザードマップをもらい、ご自身の目でしっかり確認しましょう。

・家を建てても大丈夫な場所か
・地盤はしっかりしているか
・水害の警戒区域から離れているか

以上の点は最低限でもチェックしていただきたいポイントです。

・有事の際にすぐ逃げ込める高台の避難所の場所
・こども園・学校に迎えに行く安全なルート
・夫婦それぞれの職場から徒歩で帰る場合の安全なルート

上記もしっかり確認しておきましょう。 

②地盤改良

実家の隣に建てるなど、すでに土地が決まっている場合、気にかけていただきたい点が地盤改良です。

「実家が建っているのだから大丈夫」と思い込まず、必ず地盤の調査を行ってから家を建ててください。

その際、地盤に不安な部分がある場合は地盤改良をしてからでなければ、安心して暮らせる我が家を建てることができません。

③耐震性能

耐震性能は建築会社で基本的に定められていることが多いのですが、その点を値切ったり、レベルを落としたりしてはいけません。
今後、南海トラフ地震や首都直下型地震がやってくるかもしれないと言われています。

また地震大国の日本では、いつどこで震度6以上の地震が起きても不思議ではありません。

東日本大震災の記憶が、色褪せていない方は多いのではないでしょうか。
耐震性能は、大切な家族の命を守るための盾です。

絶対に削ってはいけない部分のひとつです。

④外壁・屋根・床の断熱性能

外壁や屋根・床の断熱材について、悪質なものが問題になった時代がありました。
へたって何の意味も無くなってしまったり、湿気てカビの温床になったりといったシーンを、ニュースや情報番組で見たことがあるという方もおられるでしょう。

現在では改良が重ねられ、外壁や屋根の断熱性能はアップしています。

弊社で使用する断熱材も、大変質の良いものです。

なぜ断熱材や断熱性能にこだわらなければならないかというと平屋住宅の場合、夏は屋根や壁からの熱気、冬は床下や壁からの冷気がダイレクトに部屋に伝わってしまうからです。
断熱材や断熱性能のしっかりとした家を建てるという、弊社のご提案を受け入れていただくことで、夏は涼しく、冬は暖かい理想的な快適性を持つ家に仕上がります

逆に断熱材や断熱性能を削ると、冷暖房効率もグッと下がり、夏も冬も非常に不快な思いをすることになってしまいます。
結局ずっと冷暖房をフル回転させることになり、湿度もアップするため冷暖房のランニングコストや、冷暖房買い替えのスパンが早い家になる可能性があります。

⑤生活・家事動線

家の間取りを考える上で、デザイン性だけにこだわり生活動線や家事動線を犠牲にしてしまうと、非常に住みにくい家になります。

間取りのデザインにこだわりを持つ方は少なくありませんが、間取りは生活動線・家事動線を考えたうえで決めると、後で後悔しにくい家になります。

生活動線が途切れたり混線する家では、朝の時間がない時にトイレ・洗面所に渋滞が起き、家族同士がぶつかったり、物を落としたりというアクシデントが起きやすくなります。
家事動線を無視した家だと、夫婦で短い時間を利用した家事をこなさなければならない時に、何度も同じ場所を往復したり、重い洗濯物を何度も運んだりしなければなりません。

同じ階層にすべてが並ぶ平屋住宅では、特に重要な問題です。

生活動線・家事動線を建築士から提案された場合は、耳を傾け、今の生活状況と比べてより便利な動線の間取りを選ぶことがおすすめです。

⑥採光・風通しを考えた窓

窓の造りにもこだわりを持っている方は少なくありません。

あまり窓を持たない家から、大きな窓のたくさん開いている家まで、実にさまざまです。
家の外見的に、スリット系の窓などはカッコイイのですが、はめごろしで開かない窓ばかりになってしまうと、風通しが悪くなりカビなどの原因になりやすくなります。

また玄関などもデザインにこだわり採光を考えに入れないと、一日中薄暗く、電気が欠かせない家になってしまいます。

知っておきたい「見直した方がお得になるもの」

「削ってはいけないもの」があると同時に、こだわりすぎると金額がどんどんかさんでしまうものもあります。

絶対に削らなければならないものではなく、「もう一度見直してコストを下げられないか検討した方がお得になる可能性がある」ものと言えます。

強く希望するものでも、わたくしたち建道にご相談いただければ、ご満足いただける結果が導き出せるかもしれません。ぜひ一度ご相談くださいませ。

見直した方がお得になる可能性があるもの

①間取り
②キッチンやトイレ・お風呂などの住宅設備機器のグレード
③造作家具のグレード
④収納の建具
⑤贅沢なバルコニーや屋上のルーフスペース・イングリッシュガーデン
⑥玄関ホールやロフト・暖炉など

 

①間取り

間取りは、床面積に限りがある平屋のサイズに関わる、大きな決めごとのひとつです。

・家族の人数分、絶対に個室が欲しいという方
・家族でひとつの寝室、あとはリビングとダイニングキッチンがあればいいという方

考え方は十人十色で、これが正解というものはありません。
家族の数だけ正解がある、それが間取りだと弊社では考えております。

ただし、間取りによっては金額がかさんでしまうケースもあります。

たとえば子ども部屋は、お子さん方がまだ幼い場合、部屋を壁で仕切らずに、ドアを2か所に設けた大きな「遊びスペース」としておきます。
壁で間仕切りをしないだけで、その分の費用を削ることができます。

お子さんが成長し、個室が欲しくなった時に家族で話し合い、カーテンやパーテーション、収納家具などで間仕切りしたり、工事で壁を作ったりすると良いでしょう。
また弊社におります経験豊かなスタッフが、生活動線・家事動線を考えた間取りについて、ご相談をお受けいたします。

希望の間取りと動線をすり合わせることで、夢の暮らしと、住みやすさ、ランニングコストを抑えた生活の実現に近づけることができるのです。

②キッチンやトイレ・お風呂などの住宅設備機器のグレード

キッチンやトイレ・お風呂などの住宅設備機器は、上を見ればきりがありません。

自動洗浄やビルドイン食器洗浄機のグレードなど、アップしていくとどんどん費用が高くなります。
しかし住宅設備機器の寿命は、家ほど長くはありません。

毎日使うキッチンの水栓やお風呂のドア、トイレの温度調整など、壊れやすい箇所はどうしても存在します。

住宅設備機器は次々に新型モデルを出しています。
最高グレードで最新モデルはやはり魅力的です。
とはいえ、ひとつ下のグレードでも十分な機能を備えています。
水回りは家事のモチベーションアップにもつながります。
メーカーショールームで実際に見て触って、説明を聞き、予算とのバランスを検討してご判断されてはいかがでしょうか。

③造作家具のグレード

造作家具とは、家を建てるとき一緒に造りつける家具のことです。

造作家具には大工仕事で作成するタイプと、家具職人の手で仕上げたものを造りつけるタイプがあります。
大工仕事で作成するタイプと、家具職人が作成するタイプでは、家具職人の家具の方がコストは高くなります。

特に洗面台をこだわりのボウルと水栓、特注の鏡でタイル張りの造作に、といったご注文は、高額なものになりがちです。

造作家具を入れたいという場合は、プランニングに取り入れ見積もりをお出しします。

④収納の建具

造作家具とも関係してきますが、収納に扉をつけるかどうかによっても、コストが少しずつ違ってきます。
本棚のようなオープン収納よりも、こった装飾のある木製のドアやガラス戸がついている収納はコストがかさみます。

また寝室づきのウォークインクローゼットやパントリー、玄関収納などに扉をつけることで、やはり値段が上がります。

寝室は基本的に家族しか入らないのでドアをつけない、パントリーや玄関収納などはブラインドやロールスクリーンで対応するなど工夫すると、若干コストを抑えることが可能です。 

⑤贅沢なバルコニーや屋上のルーフスペース・イングリッシュガーデン

バーベキューができるような庭をつくり、家族で週末ゆったり過ごしたいという夢をお持ちの方は少なくありません。そうすると、広い土地を購入しなければらないと考えてしまいがちです。
面積の広い土地は、価格もその分高くなります。
当社建築士は土地の個性を生かした設計が得意です。
コンパクトな庭でも十分にBBQを楽しめる空間づくりをお客様と一緒に考えてきます。
庭と建物のバランスを見て設計プランをご提案します。

⑥玄関ホール・ロフトや暖炉など

玄関ホールやロフトなどは、場合によっては取り払ってしまっても困らないものです。

あることが当然というお宅で育つと、想像ができないかもしれません。
そんなときは、玄関ホールやロフトがない間取りのモデルルームなどを、一度ご覧になると良いでしょう。

そして、薪ストーブや暖炉が夢という方が多いのですが
まず、高気密住宅では取り入れることはできません。

小上がり畳スペース

無理をして建てることで、理想の暮らしから遠ざかることも

例えば、

土地と建物で4000万円、35年ローンで返済する。
頭金は500万円払う。

という計画で家を建て始めたとします。

30歳で家を建てれば、65歳定年の会社で働いている場合、月々のローンとボーナス時の上乗せで充分払ってゆける、とだいたいの方は考えるでしょう。
老後の生活は年金と、ちょっとした小遣い稼ぎ程度のアルバイト、子どもの誰かが「一緒に住まないか」と言ってくれるかもしれない…それがこれまでの人生設計でした。

しかし現代、団塊の世代から高度経済成長期世代、バブル期初期の人々が送ってきた人生が、一般的ではなくなっています。

老後の生活が、年金だけではまかなえないことを、多くの方が実感しています。

「夫が働き妻は専業主婦」という方程式はとっくに崩れ、夫婦共働き世帯が当たり前となってきました。
子どもが学校に通う年数も、塾などの費用も増え、それだけ親の負担も重くなっています。

年功序列やベアという言葉が廃れはじめ、ボーナスや退職金が期待できない企業も増えました。

「歳をとるほど給料が高くなるから、ローンの支払いも楽になる。ボーナスもあるから大丈夫」と、家を買う段階で胸を張って断言できる時代ではなくなってしまったのです。

無理を通し、今の生活がカツカツになってしまう額のローンを組めば、それだけ暮らしに余裕が無くなってしまいます。
せっかく夢のマイホームを建てたのに、家庭に入る家族がいつも疲れてギスギスしていたのでは、理想の暮らしとは言えなくなってしまうでしょう。

理想の暮らしは、やはり家族の笑顔があってこそだと、弊社でも考えております。

みんなが働きながら、家事を分担しながら、無理なくスムーズに暮らすことができる。
夕食時には集まって笑顔で今日会ったことを話せる。

マイホーム、「家庭」とは、そういう場所であって欲しいのです。

理想の家は育てていけば大丈夫

生活のために、マイホームの夢をすべて捨てる必要はありません。

理想の家は、育てていけばよいのです。

少しずつお金を貯めて、目標額になったら、欲しかったロフトを設置したり、部屋の壁を防音にしたりして楽器を始めるという方法もあります。
しっかりとした平屋建築を旨とする弊社であれば、家自体は充分に終の棲家となり得ます。

しかし、キッチンや浴室・トイレなどの耐久年数は、家ほど長くはありません。
大切に使い、故障が起きなかったとしても、住んでいるご家族の人数変動や、高齢化・病気・怪我によるライフスタイルの変動があるかもしれません。

そういったきっかけで、夢として温めておいたキッチンや浴室、トイレなどに手を入れるという方法もあります。

毎年、より便利でおしゃれなものが各メーカーから供給されます。
家を建てた時よりも、ずっと使い勝手の良いものが見つかる可能性が高いのです。

また、家族のライフスタイル変化に合わせ
例えば、子供が増えたら建具を入れて部屋として区切る等、変化に対応できるよう余白を作っておくことも必要です。
理想の家をすべて完璧にして建てるのではなく、少しずつ手を入れて育てていくという方法も、検討してみてはいかがでしょうか。
おしゃれな平屋

まとめ

平屋住宅を建てるにあたり、削ってはいけない部分と、今すぐに必要か検討してみて欲しい部分をピックアップしました。

潤沢な資金があり、ローンも数年で返してしまわれるお客様は稀です。
多くの方が、数十年をかけて働きながら子育てし、ローンを返済されます。

ローンを返済している数十年の間に、家族の在り様は大きく変わってくるかもしれません。

30歳だったご夫妻も、65歳になるまでの間に、様々な変化が訪れることでしょう。
若いから大丈夫、と無理な計画を推し進める方法には、リスクがつきまといます。

ゆとりを持って暮らせる計画を立て、さらなるゆとりが生まれるたびに、家を成長させてゆく――そんな考え方もあることを、ご紹介させていただきました。

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