注文住宅で新築|子供部屋は必要?いらない?経験者からのアドバイス | 栃木の新築平屋・注文住宅は建道
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注文住宅で新築|子供部屋は必要?いらない?経験者からのアドバイス

意外と少ない「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」

母親が約7年6ヶ月
父親は約3年4ヶ月

こんにちは。建道株式会社お客様サポートの鈴木雅江です。
子供部屋がいるのかいらないかを検討するブログですが、ちょっとこの数字にご注目ください。
これは、関西大学社会学部教授の保田時男先生が『チコちゃんに叱られる(NHK総合)』という番組で以前紹介された内容です。親子で過ごせる時間が具体的にどの時期に、どれくらいの時間を一緒に過ごすことができるのかという点をポイントに時間を導き出したものです。
え?実際にいる時間はこんなに短いんだ!という感想でした。

母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は
約7年6ヶ月(約65,700時間)

父親約3年4ヶ月(約29,200時間)

「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」残り時間なんて、じっくり考えることもないと思いますが、ギュッと凝縮すると平均でこのような時間になるようです。(ここでは細かい計算は省略します)

わが子と一緒に過ごせる時間の全体を100%とすれば

幼稚園~小学校入学までに35%消化

小学校卒業までには55%消化

高校卒業時には70%以上消化

このように小学校を卒業する時点で、一生のうちに子どもと一緒に過ごせる時間の半分以上も過ぎてしまう、という話になります。
わが家の小学生は、朝7:30に家を出て16時半頃の帰宅にします。
そのあと、習い事があったり友達の家に遊びに行ったり、学校以外にも他で時間を費やしますから親子の時間は平日の場合、そばにいるのは寝る前までの3時間くらいです。どんどん親から離れていってしまい、さみしくもなりますが…子供の成長の証しでもあります。

【生涯で子供と一緒にいられる残り時間】をイメージしたイラスト

↑生涯で子供と一緒にいられる残り時間↑

小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では
いま、親子で一緒に過ごせている時間は本当に貴重ですね。

↓こちらのブログもあわせて御覧ください↓
30代40代の間取りで後悔しない家づくり

さて、子供部屋は必要なのか?

上記の母親が約7年6ヶ月 父親は約3年4ヶ月という概算から、お父さんと子供がいる時間はお母さんの約半分という結果になっています。最近では、コロナ禍のテレワーク普及でお父さんが家にいる時間もだいぶ増えた!というご家庭も多いのではないでしょうか。どちらかと言えば、「子供部屋」を心配するよりもお仕事用で使う「お父さん部屋」を考える必要性が出てきそうです。

話がそれましたが、
家づくりを具体的にはじめたお客様からは「子供部屋は本当に必要でしょうか?」という質問がよく出ます。
私の経験上では、宿題くらいならリビング学習で間に合ってしまうように感じます。
新築時に部屋をつくったとしても、実際につかうのは数年後、というご家庭も多いのではないでしょうか。子供が小さいうちは部屋に一人でいるのは滅多にないはずです。家の中にも危険はたくさんありますので、常に親の目が届く場所でそっと子供を見守る必要があります。

子供部屋いる?いらない?


学習机いる?いらない?

と置き換えてみると、答えが出やすいかもしれませんね。
子供部屋は「学習するための部屋」「睡眠のための部屋」かどちらがメインなのか考えましょう。
小学校高学年くらいになれば、自分の意志で行動するようになります。お子さんがひとりで集中して勉強したい、という希望であれば、「学習室としての部屋」をつくりたいと建築士や工務店に相談してみましょう。
反対に、家族がそばにいてガヤガヤしている環境のほうが学習しやすい、という子もいます。そういった場合は「睡眠のための部屋」として質の良い眠りが取れるような空間、寝るための静かな環境を整えてあげましょう。
(ちなみに、わが家では寝る場所には電化製品を置いていません。)

子供のために部屋を設けるかどうか悩んだ場合は「後からでも部屋をつくることができる」ようにしておく選択もあります。生活スタイルに合わせ変えられるように余白(時には、つくりこまないことを提案しています)を残しておきましょう。(※規格住宅や建売住宅の場合、造作は対応していない場合がありますので担当者に確認しましょう。)
「やっぱり子供部屋が欲しい!」となったら間仕切りや壁を付けて、その時の対策がとれるよう自由度を残しておきましょう。もちろん部屋がいらなかった場合は、広いスペースのままでいろいろな使い道もあります。
建道の家づくりは、間取りの自由度もありますし、自然素材仕様でありながらハイスペックな住宅性能を搭載しています。

弊社の建築士にもご相談ください。
家族の成長や生活の変化に対応できるのが注文住宅の良いところです。

関連ブログ→ママから見た子供部屋の事情

子の巣立ち子育て完了が近づいてきた!

子育てママにとって、幼稚園にあがる前の未就学児のお世話は、毎日がぐったりするほどのエネルギーを消費しているのではないでしょうか。幼稚園に上がってちょっと一安心すると思いますが、下に兄弟がいる場合はその子の面倒もありますから、ママは休む間もないですね。

育児は、戦いのような大変な仕事です。いつまでこんな毎日が続くのだろう、と憂うつになる日もあるでしょう。私もそんな日々を過ごした記憶があります。

今だから言えることですが、親子が一緒に過ごせる時間は一生涯で振り返ればほんの一時期です。子育て真っ盛りの時期はそう思わないかもしれません。子供たちが巣立った時にあらためて実感するのではないかと思います。

私の息子も高校3年生。そろそろ、巣立ちの時期に入ってきました。さみしい感じと、ホッとする気持ちが交差しています。

家づくりは人生を豊かにする行事です。良い住環境は、子供の成長に大きく影響を受けます。
関連ブログ→子育て世代には平屋がおすすめ

住まいは子供の成長過程に影響を与える場所

下記は参考資料となりますが、
幼児期に経験する体感はその子の成長過程で大きな影響を与えているようです。
スイスの心理学者ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)は、子どもの思考は大人の思考と異なるとし、誕生~青年期の認知(思考)発達を4つの段階に分類し、発達段階説を唱えています。
特に、感覚運動期の0~2歳のお子さんには、自然素材(無垢の木、卵の殻を成分とした塗壁など)の住まいで安心な毎日を送っていただきたいと思っています。木の家は、空気感もちがいますし気分を癒してくれるような感じがあります。

ピアジェの発達段階1:感覚運動期(0~2歳)

この段階は言葉を使えないため、吸う・触る・なめる・見る・叩くなどの手段を通じ、あらゆる感覚を用いて物事を把握しようとします。周りの注意が必要な頃ですが、経験から五感を育む重要な時期でもあります。

ピアジェの発達段階2:前操作期(2~7歳)

保育園や幼稚園に通う時期。言語機能・運動器の発達が著しく物事を自分の想像力で認識できるようになりますが、この段階は共感力が未熟なため自己中心的な思考や行動をとる時期です。

ピアジェの発達段階3:具体的操作期(7~11歳頃)

小学生にあたる子どもたちは、論理的思考力が発達し、相手の気持ちを考えて行動がとれる時期です。

ピアジェの発達段階4:形式的操作期(11歳頃~)

直接見て得た事実からだけなく、知識経験を応用し想定した判断で結論(行動・発言)を導き出すことができる時期です。

特に幼少期までは五感を育む大切さ、親子との信頼関係を築くスキンシップが重要であると考えられています。自然素材たっぷりの心地よい暮らしをぜひ体感していただきたいと思います。
もちろん、真夏や真冬でも外気温の影響を受けにくく、地震にも強いことも外せない家づくりの条件です。
関連ブログ→子育て世代には平屋がおすすめ

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まとめ

子供部屋が間取りを考えるうえで悩む方が多くいらっしゃいます。建道では、親御さんのお考えで子供部屋を設けることもできますし、区切りが必要となった場合は間仕切りを設けるなどの対応も承っております。
お子様の成長に合わせて対応できる家づくりが大切ではないでしょうか。
子供と一緒にいられる時間は、短い
といわれています。ですが、子育て真っ最中のつらい時期には毎日が必死ですから冷静に考えることもできず、なかなか心にゆとりが持てませんよね。

だからこそ、家の中では明るく気持ちいい空間で少しでもホッとする「」を持ってほしいと思います。お子さんと一緒にいられるこれからの時間どんな住まいどんな毎日を送っていきたいでしょうか?

子育てを終えて振り返ったとき、もっとこうしていればよかったなあ、と後悔することもあるかもしれません。

けれども、笑ったり怒ったり泣いたりして過ごしたお家での日々は、ずっとお子さんの記憶に残ります。安心で健康的に過ごせる住まいで家族が元気に過ごしたいものですね。

関連ブログ→育てる家

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